<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 新樂府 陵園妾	憐幽閉也>
<Format: 格式不明>
<Year: 2011>
<BookName: 白楽天詩選（上）>
<Translator: 川合康三>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 陵園（りょうえん）の妾（しょう） 　幽閉（ゆうへい）を憐（あわれ）むなり>
<BookPage: 194-387>
<UsedPage: 194>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
陵園妾，
顏色如花命如葉。
命如葉薄將奈何，
一奉寢宮年月多。
年月多，
時光換，
春愁秋思知何限。
青絲髮落叢鬢疎，
紅玉膚銷繫帬慢。
憶昔宮中被妬猜，
因讒得罪配陵來。
老母啼呼趁車別，
中官監送鏁門迴。
山宮一閉無開日，
未死此身不令出。
松門到曉月裴回，
柏城盡日風蕭瑟。
松門柏城幽閉深，
聞蟬聽燕感光陰。
眼看菊蘂重陽淚，
手把棃花寒食心。
把花掩淚無人見，
綠蕪牆繞青苔院。
四季徒支妝粉錢，
三朝不識君王面。
遙想六宮奉至尊，
宣徽雪夜浴堂春。
雨露之恩不及者，
猶聞不啻三千人。
三千人，
我爾君恩何厚薄。
願令輪轉直陵園，
三歲一來均苦樂。
<End Poem>
<Translation>
陵墓に仕える宮女。花のかんばせ、葉のごとく薄い運命。
葉のごとく薄い運命はいかんともしがたい。
ひとたび陵墓に奉じてからはや長の歳月。
長の歳月。春の愁い、秋の思い、その尽きる日はあろうか。
黒髪は抜け落ち、豊かな髪はまばらになり、紅玉の肌色は褪せ、袴はゆるくなった。
思い起こせばその昔、宮中でねたまれ、告げ口から罪に問われて陵墓に送られてきた。 
老母は泣いて車にすがって別れを嘆き、護送してきた宦官は門を閉めると去っていった。
ひとたび閉さされた山中の宮殿が開くことは二度となく、この身がある限り、外には出してもらえない。
松が植えられた門には夜明けまで月の光がさまよい、柏の並ぶ陵には日がな一日、風が寂しく吹きつのる。
松の門、柏の陵、深く幽閉されて、秋の蟬、春の燕に月日を覚える。
菊花を見ては重陽に涙をこぼし、梨花を手にしては寒食の悲しみに浸る。
花で涙を隠しても見る人とてなく、生い茂った緑の垣根は青い苔の庭を囲む。
季節ごとにむなしくお化粧の費を給せられる。三代にわたり天子さまのお顔も存じ上げない。
遠く思い起こすのは後宮で天子に仕えた日々、宣徽殿の雪の夜、浴堂殿の春。
天子の恩沢が届きわたらぬ宮女は、今なお聞けば、三千人にとどまらないとのこと。
三千人、わたしとあなたは君恩がなんと違うことか。
できるものなら代わる代わるに陵墓に勤め、三年に一度にして苦楽をならしていただきたい。
<End Translation>
<Formatted Translation>
陵墓に仕える宮女。
花のかんばせ、葉のごとく薄い運命。
葉のごとく薄い運命はいかんともしがたい。
ひとたび陵墓に奉じてからはや長の歳月。
長の歳月。
春の愁い、秋の思い、その尽きる日はあろうか。
黒髪は抜け落ち、豊かな髪はまばらになり、
紅玉の肌色は褪せ、袴はゆるくなった。
思い起こせばその昔、宮中でねたまれ、
告げ口から罪に問われて陵墓に送られてきた。 
老母は泣いて車にすがって別れを嘆き、
護送してきた宦官は門を閉めると去っていった。
ひとたび閉さされた山中の宮殿が開くことは二度となく、
この身がある限り、外には出してもらえない。
松が植えられた門には夜明けまで月の光がさまよい、柏の並ぶ陵には日がな一日、風が寂しく吹きつのる。
松の門、柏の陵、深く幽閉されて、秋の蟬、春の燕に月日を覚える。
菊花を見ては重陽に涙をこぼし、
梨花を手にしては寒食の悲しみに浸る。
花で涙を隠しても見る人とてなく、
生い茂った緑の垣根は青い苔の庭を囲む。
季節ごとにむなしくお化粧の費を給せられる。
三代にわたり天子さまのお顔も存じ上げない。
遠く思い起こすのは後宮で天子に仕えた日々、
宣徽殿の雪の夜、浴堂殿の春。
天子の恩沢が届きわたらぬ宮女は、今なお聞けば、三千人にとどまらないとのこと。
三千人、
わたしとあなたは君恩がなんと違うことか。
できるものなら代わる代わるに陵墓に勤め、
三年に一度にして苦楽をならしていただきたい。
<End Formatted Translation>